1984-11-07 第101回国会 参議院 環境特別委員会 閉会後第1号
去る十月三日以降五日まで三日間にわたり、粕谷委員長、山東理事、秋山委員、近藤委員及び私、丸谷の五名で、長野県、諏訪、茅野、岡谷市、上諏訪町及び安曇村から環境行政の概況を聴取するとともに、諏訪湖の水質汚濁状況と浄化対策、中部山岳国立公園上高地地域、八ケ岳中信高原国定公園美ケ原高原等の管理状況並びに三協精機下諏訪工場における排水処理施設等の実情を調査してまいりました。
去る十月三日以降五日まで三日間にわたり、粕谷委員長、山東理事、秋山委員、近藤委員及び私、丸谷の五名で、長野県、諏訪、茅野、岡谷市、上諏訪町及び安曇村から環境行政の概況を聴取するとともに、諏訪湖の水質汚濁状況と浄化対策、中部山岳国立公園上高地地域、八ケ岳中信高原国定公園美ケ原高原等の管理状況並びに三協精機下諏訪工場における排水処理施設等の実情を調査してまいりました。
一つは、いま先生御指摘の扉峠から美ケ原−和田線に接続する道路のつくり方、それからいまの県道から台上に至る部分の修復の問題、それからお話しのように、台上を通って巣栗林道に抜けるところ、いわば大まかに申しますと四つの部分があったわけでございます。したがって、小委員会等で御議論されました場合には、県道改修については当然議論いたしております。
○中村(茂)分科員 私は、ビーナスライン美ケ原線と南アルプススーパー林道について、特に自然を守るという立場から若干の質問をいたしたい、こういうふうに思います。 私がきょう長官に質問したいというふうに思いましたのは、前提があるわけです。それは過去において二回、このような分科会で私は質問しているのです。前総理の三木さんが長官のとき、それから小沢長官のとき、二回実は質問しているのです。
○中村(茂)委員 最後ですけれども、簡単に内容を申し上げますと、ビーナスラインの美ケ原線の先線ということが問題になって、環境庁で国立公園の有料道路建設問題というのが問題になりまして、それが昨年、凍結されていたのが解除になって、いま県段階で、この有料道路建設について計画中でありますが、その財源にするために、道路整備特別措置法に基づく有料道路整備資金の貸し付けを、これは無利子でありますけれども、総額二〇
この道路は御指摘のように、いわゆるビーナスラインが和田峠から扉峠まで、できておりますものを延伸いたしまして、県道の美ケ原和田線に取りつけて、さらに一部、県道を利用しながら美ケ原の台上に達する十キロばかりの有料道路でございますが、この計画につきましては、計画線について長野県が計画をすでに策定しておりまして、その大要については私どもと、それから環境庁と十分協議して、計画の大要は先ほど御指摘のように環境庁
○日下部説明員 お話の長野県のビーナスラインの問題につきましては、先般自然環境保全審議会におきまして審議の結果、環境庁が原案として出しましたいわゆる美ケ原の山の上を避けました和田回りルートという公園計画の変更案につきまして御答申をいただいたわけでございます。 この件につきましては、昨年の九月以来合計十二回にわたりまして同審議会におきまして慎重な御審議をいただいたものでございます。
それは長野県の県営有料道路でビーナスラインの美ケ原線というのがあるのですが、この建設問題については、四十六年、当時の大石環境庁長官が自然保護上問題があるということでいろいろ検討されてきて、最近建設許可になった、こういう問題ですけれども、環境庁にちょっと聞いておきたいと思いますのは、経過からして、私は、途中まで線が許可になっていた、そういう既成事実に押されて今度許可せざるを得なくなったのじゃないか、言
○米原委員 初めに、長野県美ケ原のビーナスラインの問題について聞きます。 この問題は、すでに各新聞紙が大きく報道しておりますし、詳細については、もう述べませんが、このビーナスラインは、四十六年に当時の大石環境庁長官が現地を視察して、扉峠から先については長野県に再検討を勧告して、その後、自然公園部会や公園小委員会で三年にわたって審議してきました。
○柳瀬政府委員 八ケ岳中信高原国定公園内の美ケ原におきまして、先生おっしゃいますような経過がございまして、公園計画上の道路計画が一応、前に決定になっておりましたのを、貴重な景観地である台地の上、頂上線を通るというところが、非常に自然保護上問題が多いということで、扉峠までで一応とめるように県の方に指導を行いまして、その結果、扉峠までの工事が現在やられておるわけでございますが、その適当でないという道路にかわる
○小沢国務大臣 大石長官は、茶臼山から美ケ原へ抜ける前の申請の道路の方をいろいろ視察をされて、これではだめだ、別のルートを考えろ、こうおっしゃったわけで、その後相当たってから新しいルートが出てきたので、私もやはり新しいルートを判断するのに、何にも見ないで、図面だけ見まして、これがいいとか悪いとかと言うのは、ちょっと軽々だと思いますので、いま先生夏までに行くかと言われますが、ぜひ行きたいと思います。
○中村(茂)分科員 中村でございますが、私は、ビーナスラインの美ケ原線問題について長官の御意見を承りたい、こういうふうに思います。 そこで、若干の経過をまず申し上げておきたいと思いますが、ビーナスラインというのは、和田峠まですでに完成しているわけであります。和田峠から美ケ原にかけて美ケ原線を有料道路で引こうという計画であります。
同(瀬野栄次郎君紹介)(第三〇一〇号) 三九 同(瀬野栄次郎君紹介)(第三〇九七号) 四〇 同(金丸徳重君紹介)(第三一二八号) 四一 有害鳥獣の捕獲に関する請願(加藤紘一君 紹介)(第三一六八号) 四二 自然保護の見地より山梨県の自然公園道路 計画中止に関する請願(瀬野栄次郎君紹 介)(第三二五〇号) 四三 同(林孝矩君紹介)(第三四六二号) 四四 自然保護のためビーナスライン美ケ原
の値上げ反対等 に関する請願 第二三 原油スラッジ等油による海洋汚染防止 対策の確立に関する請願 第二四 公害監視測定器材整備費に対する国庫 補助率の引上げ等に関する請願 第二五 公害による集団移転実施に関する請願 第二六 水俣病認定申請者の認定業務促進等に 関する請願 第二七 自然保護のため山梨県自然公園道路計 画の中止に関する請願(七件) 第二八 ビーナスライン美ケ原
公害監視測定器材整備費に対する国庫補助率の 引上げ等に関する請願(第一八五号) ○公害による集団移転実施に関する請願(第一八 六号) ○水俣病認定申請者の認定業務促進等に関する請 願(第五五六号) ○自然保護のため山梨県自然公園道路計画の中止 に関する請願(第一四一四号)(第一四四五 号)(第一五九三号)(第二三三五号)(第二 五一九号)(第二六二二号)(第三〇三四号) ○ビーナスライン美ケ原
岩垂寿喜男君 ————————————— 四月二十日 有毒物質等による公害防止に関する請願(小坂 善太郎君紹介)(第五五一五号) 同外八件(河野洋平君紹介)(第五五七九号) 同月二十二日 有毒物質等による公害防止に関する請願(竹本 孫一君紹介)(第五七二二号) 同(福永健司君紹介)(第五九〇二号) 同外一件(浦野幸男君紹介)(第六〇四四号) 同月二十三日 自然保護のためビーナスライン美ケ原
十郎君 近藤 鉄雄君 同日 辞任 補欠選任 近藤 鉄雄君 松本 十郎君 ――――――――――――― 四月二日 有害鳥獣の捕獲に関する請願(加藤紘一君紹 介)(第三一六八号) 自然保護の見地より山梨県の自然公園道路計画 中止に関する請願(瀬野栄次郎君紹介)(第三 二五〇号) 同(林孝矩君紹介)(第三四六二号) 自然保護のためビーナスライン美ケ原
○中村(茂)分科員 そこで、若干意見を申し上げながら、見解をただしてみたいというふうに思うわけですけれども、先ほども経過について確認しましたように、扉峠から新しく変更されたルートというのは、前の線よりも相当山すそに下がっていますけれども、やはりルートをどんなに変えてみても、ビーナスラインで和田峠まで来ていて、そこから頂上まで通ずるように全開通にするということになると、相当広範囲な、言えば霧ケ峰、美ケ原
この美ケ原線については、まだどういう審議状況になっているか、またどういう状態になっているか、現在の状況と将来の見通しなどについて長官にお尋ねしたい、こういうふうに思います。
○中村(茂)分科員 最近、自然公園内に縦貫道路の建設が非常に多く問題になってきていますが、特に長野県のビーナスライン美ケ原線について長官の御意見などをお聞きし、若干の私の意見も申し上げたい、こういうことで若干の時間お願いいたしたいというように思います。
ビーナスラインと申しますのは、長野県が霧ケ峰それから美ケ原、これをやっております有料道路でございます。もう霧ケ峰のところはすでに開通いたしております。そして美ケ原の線につきましては、これはもうすでに昭和四十五年に長野県から事業の申請が参りまして、建設省で許可を与えておったものでございます。
○岩間正男君 これと関連してお聞きしたいのですが、懸案中になっている、長野県が計画している美ケ原ビーナスラインですね、それから新潟県が計画している妙高スカイライン、これらの有料自動車道路について建設大臣の許可はどうなっているんですか。申請が出てくればどうするつもりですか。
○二宮文造君 それで、同じように長野県が計画しておりますビーナスライン美ケ原線ですか、これにつきましても私の理解は、たしか大石元環境庁長官が、高原の自然破壊はこれ以上避けるべきだということで、三年ごしで計画が凍結されたままになっているように私は理解しております。また、当時環境庁長官がそういう発言をされたことについて反対はなかったようです。そのとおりだというふうな理解であったと思うんです。
このたび霧ケ峯、美ケ原のこの問題につきまして、路線変更の問題につきましても、これは慎重に対処しなければならない。私はまあいつも道路というものは対話のない道路ではだめだ、こういうことを申し上げておるわけでありまして、環境破壊という問題は環境庁も十分参画していただける問題でありますから、環境庁とも十分相談してこの問題に対処してまいりたい、こう思っております。
○二宮文造君 美ケ原高原、これは御承知のように、信州でも代表的な高山植物の宝庫だと、こういわれております。すでに前に霧ケ峰高原につくったビーナスラインで、八島というのですか、それでもういわゆる高山植物の生態系というものが破壊されているというような非難も出てきているわけですね。
○政府委員(首尾木一君) 美ケ原のビーナスラインの問題でございますが、これにつきましては、現在の公園計画によりますと、公園道路といたしまして台地部を全面的に通過する道路計画というものが、一応国定公園の計画として決定をされておるわけでございまして、これにつきまして自然保護の面からの反対が非常に強かったわけでございます。
たとえば沖繩県の浦添、広島、島根、兵庫、静岡、長野の美ケ原、東京の白金台、苫小牧、札幌、わずか十月から今までで、これだけの土地を買っておる。私たちの調査によると、この期間だけで取得金額は三百億円を下るものではない。しかも特徴的なのは、自民党の田中総理が日本列島改造論というものを唱えました、そのころから急に土地買いが伸びておる。こういう事実を、われわれは調査の結果明らかにしております。
こういう状況のもとで美ケ原線が、いまや新しく路線を広げていこうと、こういう問題になっておりますから、事柄は重大だということを申し上げたいのです。 そこで第二の問題ですけれども、扉峠−美ケ原間の問題については、昨年十月二十日に環境庁の見解も出され、十一月の十日には長野県側に通告されたようであります。この内容は、どのような内容でございましょうか。
その路線につきまして、扉峠から美ケ原の台上に至る、茶臼山の付近を通りまして美ケ原に至る路線が稜線の上を通っておるわけでございますが、その稜線部分を通ることは、自然破壊が非常に多いというような見解から、そこについては通すべきでないという点が一点でございます。
もし環境庁にその御決意があるなら、指定を早急にしていただきまして、特にいま申し上げました美ケ原は、亜高山性植生、また、すぐれた自然林が相当部分を占める地域でもございますので、ここを自然環境保全地域として指定するようなことをしていただけないかどうか、この点をひとつお答え願いたい。
そのうちの一つとして、長野県の美ケ原の問題があったことは御記憶だと思いますが、この新しい法案によって、従来長野県の企業局を中心とする開発の危険にさらされてきました美ケ原の自然環境を、どのようにして守り得るのか、その点をひとつ具体的にお聞きしたいと思います。
○国務大臣(大石武一君) 美ケ原につきましては、加藤委員もよく御存じのことと思いますが、残念ながら和田峠から扉峠までですね、この間の道路はすでに許可しておりますので、これをわれわれの権限で押えることはできませんでした。しかし、それ以外の、要するに美ケ原の尾根を通って松本へ抜ける道路については、どんなことがあっても私は阻止する考えでおります。それはわれわれの権限でできると思います。
林野庁の皆さんは、どうも森を見ないで木だけ見て仕事をしているような気がする、そういうことなんですが、国民不在の自然破壊ということが行なわれて、たとえば北海道の大雪山系であるとか、秋田の八幡平であるとか、東京の奥多摩でございますとか、長野の美ケ原、こういうところに延々と観光道路ができる。さてその周辺の山を見るとみんなはげ山になっている。日本には林野庁というのがあるはずだ。
○高橋(国)説明員 ただいまの御指摘の霧ケ峰——美ケ原の問題は確かに手落ちがあったようでございますが、従来われわれが認可する前に、起業者が建設大臣に申請をする場合、起業者があらかじめ環境庁——環境庁になる前は厚生省でございますが、環境庁と協議の上、その了解を得た上で初めてこちらのほうに申請をするというたてまえになっております。
○高橋(国)説明員 長野県の計画しております霧ケ峰の有料道路につきましては、たまたま美ケ原の国定公園の地内を通る計画になっておりまして、これはただいま県内におきましてそれぞれの関係機関との間の意見の調整をやっておる段階でございまして、まだ実施に至っておらない段階でございます。